IC

【エンダーマグノリア】魅力3選:美麗グラフィック、多彩なキャラビルド、深い物語【評価 レビュー】

当ページのリンクには広告が含まれます。
フォワード
こんにちは!フォワード@Game__Forwardです!
エンダーマグノリア:ブルームインザミストをプレイしました
生涯心に残りそうなぐらいのインパクトがあります
話題になってはいるけど、

・低価格帯のいわゆるインディーゲーは食指が伸びない。ガッツリAAAが好き

・横スクロールはなぁ・・大昔に散々やったからいいや

ゲームとはいえ、自分の好みに合わないものは手に取りたくないものです。

話題の続編であろうとなかろうと、その点は変わらないでしょう。

僕も少し前まではその傾向が強かったのですが、ブログを続ける上で「食わず嫌い」を改めようと思い、最近ではインディーズゲームをよくプレイしています。

そして、本作『ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist』(エンダーマグノリア:ブルームインザミスト)をプレイして、心から良かったと思えました。

美麗なグラフィックと独特な世界観に酔いしれ、多彩なキャラクタービルドで遊びの幅が広がり、幻想的な音楽が心に残り続けると確信したからです。

25時間プレイしたレビューとなります。ぜひ参考にしてみてください。

まず結論:老若男女問わず、皆んなにプレイしてほしいと思える傑作
🔗メタスコア「83
メタクリユーザースコアは「7.8」
※メタスコアとは世界中のメディアからレビューを取得、その評価を数値化し点数付けするサービス。
メタスコアは100点制、ユーザースコアは10点制。
 
Usagi
高いな!本当にインディーズか!?
 
フォワード
“インディーズ” ”横スクロール” を考えればこのメタスコアは最高地点だと思う
ゲームフォワード的評価
おすすめ度 4.6 / 5.0
ストーリー
グラフィック
レベルデザイン
サウンド・BGM
アートワーク
ボリューム20時間~30時間

<クリックして開く>

ストーリー
いわゆるダークファンタジー世界観をベースに、ホムンクルス(意思を持つ人形のようなもの)とそれを使役する人が織りなすストーリーは独自性に溢れている。記憶を失った主人公と亡国の相関性がうまく描かれている
グラフィック
美しい背景グラフィックと、キャラクターアニメーション。2Dでありながら不足感は全くない
レベルデザイン
ギミックが満載で進ませ方に頭を悩ませるシーンがいくつか。チェックポイントが遠すぎると感じる場面もあった
サウンド・BGM
儚くも美しい楽曲群は世界観を引き立てている。SEにも不満は覚えないと思う
アートワーク
Unreal Engineのパワーをフル活用。パーティクルやエフェクトは全て高品質で、世界観を醸成するのに最大限寄与している
ゲーム内のスクリーションショットを使用します
©Binary Haze Interactive

ゲームの基礎情報

開発Binary Haze Interactive
販売Binary Haze Interactive
発売日2025年1月23日
ジャンル探索型2DアクションRPG
プラットフォームPS4 PS5 Steam XboxSeries Switch 
体験版なし
オンライン マルチプレイなし シングルプレイ

『エンダーマグノリア』は、地下に眠る膨大な魔力資源によって栄えた魔法大国「煙の国」を舞台に、人とホムンクルスの救済を目指すダークファンタジーの探索型2D横スクロールアクションRPGです。

プレイヤーは調律師「ライラック」となり、狂気に落ちたホムンクルスたちと戦い、その魂を解放しながら美しくも退廃的な世界を冒険します。

尚、本作は前作『エンダーリリーズ』の数十年後を舞台とした続編で、直接的な物語のつながりはないものの、世界観や設定に共通点が見られます。

僕は前作をプレイしていませんが、本作を十分に楽しむことができました。

良かったポイント

美麗なグラフィックと世界観

美しくも荒廃した魔法王国の様々なロケーションを冒険し、時に人と触れ合い、時に死闘を繰り広げる

美麗なグラフィックが織りなす世界観はまさに秀逸の一言です。

手描きのような2Dアートと滑らかなアニメーションが融合し、プレイヤーを独特の世界に引き込みます。

さしづめ、「プレイする絵本」と言う表現も的外れではないでしょう。

なお、会話はボイスではなくテキストで進行します。

この巧みなゲームデザインにより、世界観やロケーションにはプレイヤーの想像の余地を残し、描くべき部分を最大限に引き立たせることに成功しています。

美麗なグラフィックや、優れた世界観を表現するのに必ずしもボイスアクター付きの3Dゲームである必要はないと再確認しました。

フォワード
予算的にボイス付けなかったわけではないと思う。開発元が2023年に出したゲーム「リデンプションリーパーズ」はフルボイスだったから
今の時代でもボイスがなくても面白いゲームは作れるってこと!

多彩なキャラビルド

プレイフィールがガラッと変わるレリックも多く、キャラクタービルドの幅は非常に広い

自分好みの戦闘スタイルを構築できます。

華麗な連撃の剣や一撃が重い斧などの近接武器から、銃やドリル、魔法といった遠距離攻撃まで数多くのユニークなスキルが用意されており、物語の進行でアンロックされていきます。

さらに、「レリック」という要素を活用することで、戦闘スタイルを強化できます。例えば、「空中攻撃の威力を上げる」や「特定スキルのリチャージ効率を向上させる」といった効果を持つレリックが存在します。

これらの要素は戦闘の楽しさに直結しており、さまざまな組み合わせを試行錯誤することで、多彩なバリエーションを楽しめます。

ボタンにスキルを割り当てる画面。スキルは拡張性があり、更にそれぞれを独自にアップグレードできる。アップグレードするとアニメーションが強化されるものもあり、強化や育成のやりごたえは十分にある

また、スキルやレリックの入れ替えにはゲーム内通貨を必要とせず、何度でも自由に変更できる親切な設計となっています。

これにより、攻略する場面やボスに応じてビルドを変えたり、自分のプレイスタイルを重視したりと、気の赴くままにキャラクタービルドを構築することが可能です。

 
フォワード
僕は敵の攻撃に対してカウンターを決めるスキルが気持ち良すぎて、メトロイドヴァニアでパリイ待ちスタイルというよく分からない楽しみ方をしてましたw

幻想的な音楽

神曲だらけです。

音楽は「Mili」(@ProjectMili)が全楽曲を担当しています。

彼らの手掛ける儚くも幻想的な楽曲は、ゲームの世界観と見事に調和し、プレイヤーの没入感を一層高めています。

特に、主題歌「Hearts Stay Unchanged」は、物語のテーマを象徴する楽曲として、多くのプレイヤーの心に深く響くでしょう。

また、戦闘シーンや探索シーンでは楽曲自体は変わらないものの、シームレスにアレンジされた曲が流れるなど、ゲーム設計自体も優れています。

一貫した世界観を視覚だけでなく聴覚からも感じられ、それは結果的により深いゲーム体験につながっています。

ゲームの雰囲気を最高なものにする「Mili」の楽曲は、総じて神曲だらけです。

 
フォワード
心が洗われるような澄んだ楽曲が多い

微妙ポイント

マップの踏破がむずかしい

レベルデザインには若干不満

巧妙に隠された隠し通路や、ギミック満載のステージ、いやらしく固定砲台と化している敵など、ちょっとだけイライラさせられる場面がありました。

特に、隠し通路はよく観察しないと見分けることができませんので、マップ踏破にはかなりの集中力が必要となります。

あと、「この先は今は進めない。また後で来よう」このようなケースが多く、そのような場面を覚えておくだけでも一苦労でした。

「端から端まで探索しないと気が済まない」タイプのプレイヤーは、ややストレスを感じる可能性があります。

【エンダーマグノリア】:まとめ

 
フォワード
大作ゲームとは違って、ダウンロード版が3,278円と手頃なのもポイント
 
Usagi
ぜひ多くの人にプレイしてもらいたいぜ
評価:誰にでもおすすめできる傑作
主人公ライラックの動作がかわいいのもストロングポイント。一昔前の表現をすると「萌える」

『エンダーマグノリア』は探索型2DアクションRPGといったゲームジャンルでありながら、深い世界観に浸れる作品です。

ネタバレは避けますが、感情を揺さぶられるシーンが間違いなく存在すると思います。

また、戦闘及びキャラクタービルドの選択肢の多さ、ビルドを組む楽しさはトリプルAタイトルにも引けを取りません。

一方、レベルデザインについては称賛はできないものの、それを帳消しにするほどの魅力に溢れています。

2DアクションRPGが好きな方はもちろんのこと、ぜひ多くの方にプレイしてほしいと思える作品でした。

フォワード
僕はこのゲームの物語を忘れることはないかな~。それぐらい「いいゲーム」でした!
それではまた次のレビューで!