エルデンリング アイキャッチ

【エルデンリングDLC】 本編プレイ者はやるべき理由3選【評価 レビュー】

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「流行ったの2年前じゃん。流石にやらないよ」

「DLCにしては高くね?別の新作やるわ」

フォワード
本編は楽しんだけど、時が経ち色々忘れたのもあってDLCはスルーした、という方向けへ評価していきます

『ELDEN RING Shadow of the Erdtree』(シャドウオブジエルデツリー以下:DLC)、めっちゃ面白かったです。

ですが、ダウンロードコンテンツとしてはけっこうお高め4,400円。更に本編をプレイしたのが2年前では、食指が動かないのはかなり理解できます。

このレビューでは『ELDEN RING』(エルデンリング以下:本編)に勝るとも劣らないオープンワールド探索や、優れたレベルデザイン、そしてそれらにひも付く戦闘の緊張感がゲーム体験をどれほど豊かにするのかを具体的に書いていきます。

DLCだけで100時間以上プレイしたレビューとなります。ぜひ参考にしてください。

まず結論:神ゲー。”ソウルライク”起源にして頂点の実力は伊達ではない
メタスコア「94
メタクリユーザースコアは「8.1」
※メタスコアとは世界中のメディアからレビューを取得、その評価を数値化し点数付けするサービス。
メタスコアは100点制、ユーザースコアは10点制。
 
Usagi
っ高!すげーな
 
フォワード
うむ。ちなみに本編は96点だ。もう伝説なんよ

ゲームフォワード的評価
おすすめ度
ストーリー
グラフィック
レベルデザイン
サウンド・BGM
アートワーク
ボリューム30時間(探索しないなら15時間前後)
ゲーム内のスクリーションショットを使用します
©Bandai Namco Entertainment Inc.
©FromSoftware, Inc.

ゲームの基礎情報

開発フロム・ソフトウェア
販売バンダイナムコエンターテイメント
発売日2024年6月21日 (本編は2022年2月25日)
ジャンルアクションRPG
プラットフォームPS5 PS4 Steam XboxSeries Xbox One
体験版なし
オンライン マルチプレイあり 協力プレイ(Co-op) 敵対プレイ(PvP)
オンライン クロスプレイPS5とPS4の縦マルチあり 
XboxSeries X|SとXbox Oneの縦マルチあり
コンソール版とSteam版のクロスプレイはなし

今作DLCでは、広大なオープンワールドを舞台にプレイヤーが自由に探索し、スリリングな戦闘を楽しめるアクションRPGです。

本編と同様に極太な難易度と緻密に設計されたフィールドが魅力です。

フロム・ソフトウェアの多くの作品では、強力な敵に相対し何度も敗れ挑戦していくゲームデザインが取られておりますが、DLCでも健在、更に磨きがかけられています。

様々な敵と戦い強力なボスに挑むことで「プレイヤースキル」を上げ、困難を克服していくという、何ものにも代えがたい経験を得ることができます。

オープンワールドの広がりと新たに追加された武器や魔法、奇跡は多彩な戦闘スタイルを再構築し、独自のゲームプレイを約束してくれます。

尚、DLCエリアへの行き方として、下記の条件を満たす必要があります。本編を下記条件まで進めましょう。

  1. ケイリッド南東の赤獅子城にいる「ラダーン」を撃破する。
  2. モーグウィン王朝にいる「血の君主モーグ」を撃破する。
  3. 「血の君主モーグ」がいたエリアの繭の近くにNPC「レダ」が出現している。レダが出現している状態で、繭から伸びた腕を調べる事で、DLCの新マップ「影の地」に行く事ができる。
行く手には様々な困難が待ち受ける

良かったポイント

更に広がった世界で探索を楽しむ

オープンワールドのゲームは得てしてマーカーの位置まで一直線に”向かわされる”シーンがありますが、本編のエルデンリングと同じくDLCでも自発的に探索したくなる構造を維持していました。

ここと繋がっていたのか!と驚かされるする場面も多く、フロム・ソフトウェアのレベルデザインが極めて良質であることが改めて思い知らされました。

開発者の宮崎英高氏はインタビューで「世界の大きさは本編に登場する”リムグレイブ”と同じぐらい」と語っておりました。

 
フォワード
僕の体感ではリムグレイブの倍ぐらいはあったような気がする

地図で見るより高低差がかなりあり、これが密度となって反映されているのかなという印象です。

探索の”ご褒美”として、装備品や魔法、戦技や祈祷を入手する機会も多かったと思います。(同じぐらい鉱石も手に入るが)

新しい武器だけでも100個追加という大ボリュームを下支えする意味でも、これだけの広大かつ高密度な舞台が必要だった、ということかなと思います。

地図で見るとたしかにリムグレイブぐらい。ただ密度はかなり高いと感じた

美しいエリアはとことん美しく、陰鬱なエリアは凄惨そのもの

DLCの舞台は「影の地」と呼ばれています。影の地は全体的にはどんよりとしており、名前の通りネガティブな雰囲気が漂っています。

しかし、美しい花畑や、ただただ優しい光に包まれた廃村もあり、幻想的な光景を見ることもできます。

直物に詳しくないのでモチーフの花は分からないが、美しい花畑。そして優しい雰囲気の廃村
 
フォワード
癒やされる~。フロムの作品でこんなにキレイな場所って今まであったっけかな

ただし、凄惨なエリアはかつてない程に鬱々とした気分にさせてくれます。

過去にも【Dark Souls】の”病み村”【Demons Souls】の”腐れ谷”といった具合に、「一体全体どうしてこうなった」と感嘆させられた憂うつ具合ですが、DLCでも如何なく表現しています。

フロム・ソフトウェアの真骨頂をいかんなく堪能できます。

”つぼ”の中身がドロリと出てきて襲われるシーン。ゲーム内のフレーバーテキストによると少女と罪人の肉を混ぜた何か、らしい
小汚い廃村にて、蝿と人の合体したような何かに羽交い締めにされる。羽音も相まって気色悪い。なぜこんなにもおぞましい物を実装できるのか(褒め言葉)
 
フォワード
ビビりながらガン盾で進まざるを得ない経験って、実は他のソウルライクではなかなか得がたいんよね

緊張感の高いバトル

極太な高難易度アクションが待ち構えています。

本編より更にブラッシュアップされ、そこら辺の雑兵でも気を抜くとあっさりやられます。

手段は惜しまず、あるものは全て使い道を切り開いていく必要があります。

自分なりの位置取りの工夫、敵の攻撃を見切り攻撃を当てていく、時には戦技でゴリ押してみる、など能動的プロセスの実行が本当に楽しいです。

気を抜くとあっさり雑魚に殺される。盾受けしてガードカウンターを主軸に戦うなどあれこれ工夫するのが楽しい

もはや雑魚というレベルを遥かに凌駕した強敵もおり、ボスと戦うぐらいの準備が必要な雑魚もいます。

神獣戦士が本当に強い。気合が入る

ボス戦はいうに及ばず、何度も死んでトライアンドエラーで最適解を見出していく必要があります。

本編よりも賢く、苛烈な攻撃を繰り出すボスが殆どです。しかし、理不尽を感じるような場面はないと思います。

理不尽と”プレイヤーの責”の間を絶妙に付いてくる秀逸なバランス調整がなされています。

 
フォワード
本編にもあった遺灰やオンライン協力マルチプレイを利用するのも全然アリだから!

微妙ポイント

相変わらずわかりづらいNPCイベント

フロム・ソフトウェア作品の多くにいえることですが、NPCイベントの完遂が難しい!

NPCが説明もなくあれこれ移動したかと思えば、いきなり襲われることすらあります。

ゲーム中にアーカイブで確認するといった機能はもちろんありません。

 
フォワード
だからこそ考察が捗ったりするのかもしれないけどね

別途、攻略情報を参考にする必要があるでしょう。

いつものことだが、何の説明もなしにNPCと敵対し倒さなければならない場面がある

レベルを上げたくても上げるのが戸惑われる

レベルを上げすぎてしまうとマッチングしづらくなることが予想されます。

そのため、使用するのに大きいレベルコストが必要な武器や魔法とどう向き合うかが問われます。

 
フォワード
マッチングの仕様については割愛するけど、協力マルチなら175ぐらいまで。侵入目的なら150ぐらいで止めておくのが無難みたい

また、レベルを下げる手段はなく、レベルの振り直しは消費アイテムが必要といった仕様も本編から変更はありません。

レベルを下げる手段は「エルデンリング レベル 下げる」などで検索エンジンで候補に上がってくることから需要はあると思いますが・・・

クリア時のステータス。信仰が必要な魔法も使ってみたかったが諦めた。マルチプレイも楽しみたいとなるとこういったジレンマは必ず遭遇する

※オンラインマルチプレイにおけるレベル帯の仕様及び、人口の多いレベル帯について公式の発表はありません

エルデンリングDLCまとめ

Usagi
買いやね!
フォワード
あぁ。今からでも全然遅くないぞ
評価:神ゲー。トライしない理由はない

DLCとしては高めの価格設定(¥4,400)ですが、ボリューム・質共に価格以上に満足できる内容だと思います。プレイ時間は30時間以上、みっちり探索・マルチプレイも楽しめば100時間は超えると思います。

2024年秋時点で、協力マルチも侵入もレベル150前後ではすぐにマッチングします(地域外マッチングON)

アップデートも頻繁に実施され、常にバランス調整が図られています。

プレイヤーに多くの発見と達成感を提供する本作をぜひ遊んでみてください。

フォワード
アプデもされているし、まだまだ遊べそうだ。
それではまた次のレビューで!