フォワード何か良いゲームはないものか?と思案し、PSストアを徘徊する経験は皆様もあるでしょう。
そんな中で今回はサイバーパンクなビジュアルに惹かれて『ArcRunner』(アークランナー)を購入してみました。
しかも国内パブリッシャーは、ローカライズに定評のある『オーイズミ・アミュージオ』です。否応なしに期待は高まります。
プレイしてみたら・・・割と面白かった!ローグライクとしての面白さが堅実にまとまっており、気が付いたらけっこうプレイしていました。
25時間プレイしたレビューになります。ぜひ参考にしてみてください。
| ゲームフォワード的評価 | |
| おすすめ度: 3.2 / 5.0 | |
| ストーリー | |
| グラフィック | |
| レベルデザイン | |
| サウンド・BGM | |
| アートワーク | |
| ボリューム | 一区切りの場面までは恐らく5時間ぐらい |
・グラフィックは最新鋭といった感じでは全くないが、サイバーパンク世界を見事に表現している。
©PQube
©Oizumi Amuzio inc.
ゲームの基礎知識
| 開発 | Trickjump Games Ltd |
| 販売 | PQube (日本国内オーイズミ・アミュージオ) |
| 発売日 | 2024年11月28日 (Steam版は2023年4月27日) |
| ジャンル | ローグライクTPS |
| プラットフォーム | PS5/PS4 Steam Xbox Series Switch |
| 体験版 | なし |
| オンライン マルチプレイ | あり 協力プレイ(Co-op) |
| オンライン クロスプレイ | なし |
『アークランナー』は、近未来の宇宙ステーション「アーク」を舞台に、メタウイルスに感染し暴走したAI「KORE」をリセットするために戦うTPSローグライクゲームです。
防御に優れた「戦士」、近接攻撃の専門家「忍者」、ハッキングや妨害が得意な「ハッカー」の3つのクラスから選択し、各クラスの特性を活かしてステージを攻略していきます。
ゲーム内では、多彩な武器やスキル「オーグメント」を組み合わせた、質の高いキャラクタービルドを構築可能です。
サイバーパンクなグラフィックと、中毒性の高いローグライク要素が大きな特徴となっています。
アークランナー 良かったポイント
サイバーパンクな世界観

『アークランナー』最大の魅力は、ずばりその雰囲気だと感じました。
ビジュアルはスタイリッシュでありながら、よく洗練されています。
サイバーパンクの美学とも言える、謎の日本語風看板や怪しげに輝くネオンの光は、見事にその雰囲気を作り出しています。
完璧な日本語ではなく「日本語風」なテイストは、もはやサイバーパンク世界の様式美ではないでしょうか。
また、円形のアーク建造物やさまざまな宇宙要素など、独特の設定やデザインも見逃せません。
総じてサイバーパンク世界を上手く描いているなぁと感じました。

ビルドと戦略

キャラクターのクラス、使用する武器、ガジェットを組み合わせることで、多彩なビルドを構築できる自由度の高さが魅力です。
各クラスには独自の能力が備わっており、さらにステージクリア時にランダムで出現するスキル「オーグメント」を選択することで、自分だけの戦略を練ることが可能です。
例えば「戦士」はエネルギーシールドで敵の弾丸を跳ね返すことが可能で、特定のオーグメントを組み合わせることにより、更に防御面に秀でたビルドを実現できます。
プレイヤーが選べる選択肢は多く、他のローグライクよりビルドの楽しさは優れている部分はあるかもと感じました。

微妙ポイント
少し難のあるTPSスタイル
本作の操作感は及びプレイフィールは射撃で敵を倒していく爽快感に欠ける印象です。
例えば『フォートナイト』のような、スムーズな操作性かつ射撃が気持ちよい最高レベルのシューターを期待すると幻滅すると思います。
「ADS」が存在していない点もネガティブなポイントかもしれません。動きながら腰だめで撃つという射撃スタイル以外は構築できません。
そのため範囲武器や、適当に狙っても当たる武器が選ばれがちになると思います。
ローグライクという敵がわらわら湧いてくるゲーム性のために、シューターとしての爽快感が損なわれている部分があるのかな、という印象です。
過疎的な意味でマルチプレイができない
発売してすぐですが、マルチプレイには期待できません。
自動マッチングではなく、部屋性スタイルですが野良マルチはとにかく部屋がありません。
マルチ前提のバランスなどではないのが救いです。
クロスプレイもなく、今後も盛り上がるかは疑問が残ります。
マルチプレイ前提の購入は非推奨です。
アークランナー まとめ
サイバーパンクの世界観と、ローグライクの魅力を融合させた普通~良の間のゲームといった印象です。
全体のビジュアルやキャラクタービルドは十分に評価に値します。
一部のプレイ要素には改善の余地はあると思いますが、サイバーパンクやローグライクなどが好きな方には満足感を与えるでしょう。
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