フォワードローグライクゲームは皆さんお好きでしょうか?
ヤラれる前にヤる!が基本で、ヤラれたらそれまでの強化は全てロスト、また一から潜り直し!でお馴染みのゲームジャンルですが、古くから根強い人気を誇るジャンルです。
今回プレイした[REDACTED](リダクテッド)も古典的なローグライクでありながら、独自の要素で味付けされており、かなり楽しめました。
25時間程プレイしたレビューになります。ぜひ参考にしてみてください。
| ゲームフォワード的評価 | |
| おすすめ度: 3.8 / 5.0 | |
| ストーリー | |
| グラフィック | |
| レベルデザイン | |
| サウンド・BGM | |
| アートワーク | |
| ボリューム | 一区切りの場面までは恐らく10時間ぐらい |
・異形はびこる場所からの脱出を目指すゲームで、ひねりとかは特にないのでストーリーは普通という評価。
・マップのギミックがストレスフルな場面はあるが、全体としてはよいスパイスになっていると思うのでレベルデザインは普通という評価。
・ハードロック・パンク調のBGMで全体が統一されており、テンションの上がる場面もあるが、飽きやすいだろうということでサウンド・BGMは普通という評価。
・グラフィックとアートワークは見事という他ない。コミック風なカットシーンや、ゴージャスなパーティクルは世界観によくマッチしていると思う。
©KRAFTON, Inc.
ゲームの基礎知識
| 開発 | Striking Distance Studios |
| 販売 | KRAFTON |
| 発売日 | 2024年10月28日 |
| ジャンル | SFローグライク |
| プラットフォーム | PS5 Steam Xbox Series ※パッケージ版はなく、ダウンロード版のみ |
| 体験版 | なし |
| オンライン マルチプレイ | なし |
| オンライン クロスプレイ | なし |
『リダクテッド』は、木星の衛星カリストに位置する「ブラックアイアン」刑務所を舞台にしたSFローグライクです。
プレイヤーは看守として、ゾンビや他の生存者と戦いながら脱出を目指します。
見下ろし型の視点で展開されるゲームプレイは、多彩な武器やスーツの装備、スキルのアップグレードを通じてキャラクターを強化し、ステージを繰り返し挑戦するゲームデザインです。
リダクテッド 良かったポイント
『ハデス』によく似た体験ができる

GDC2021ゲーム・オブ・ザ・イヤーに輝いた傑作ローグライク、『ハデス』と似た体験ができます。
ハデスとは? → #こんなゲーム
具体的には「見下ろし型視点のローグライク」「能動的なアクション」「歯応えのある難易度」ですね。
「見下ろし型視点のローグライク」は特に説明の必要はないと思いますが、「能動的なアクション」は本作では独特なアプローチが取られています。
アクションボタンを押して攻撃し、敵を倒していくという点はハデスと全く同じですがアプローチが異なります。このゲームの主な攻撃手段は銃です。
また右スティックを動かし、敵に照準を合わせる必要がありますが、このプレイフィールが一般的なFPSやTPSに近いです。
動きながらの射撃が可能な点と、アサルトライフルやサブマシンガン、ショットガンといったお馴染みの武器種が登場するので、見下ろし型視点でありながらシューターを強く感じます。
ハデスがシューターになった!と言っても差し支えないと思います。
また、攻撃か回避かの判断を瞬時に連続して行わなければならないシーンも度々あり、見誤ると手痛い結果になります。
その点もハデスと同様ですね。「歯応えのある難易度」を実現しています。
独特な死亡後

自分の死体から一部アップグレードを回収できます。
死亡すると死んだ場所に遺体が残り、次のプレイ時にその遺体を調べると敵として登場します。
この敵は生前に取得したアップグレードを保持しており、プレイヤーにとって手強い存在となりますが、撃退するとHPの回復及び一部のアップグレードを回収可能です。
このシステムは死をさほど恐れる必要がなくなることにつながり、結果的にリプレイ性が高くなっているなぁと感じました。
微妙ポイント
難しすぎる一部のボス
「弾幕」「薙ぎ払いビーム」「追尾してくる玉」「予備動作なしの斬りかかり」・・・
考えうる限りのウザいムーブをかましてくるボスがいます。
そのボスだけ異常な難易度であり、初見で倒せる人は多分いないでしょう。
リスポーン可能なスキルなどを取得し、可能な限り集中力を高めるぐらいしか解決策がないのが難点です。

リダクテッド まとめ
オーソドックスなローグライクでありながら、独自要素も搭載しており非常に楽しめました。
何度もトライしたくなる高いリプレイ性は、『ハデス』を彷彿させます。
今回は触れませんでしたが、『The Callisto Protocol』(日本未発売)と同じ世界観を共有しており、そちらをプレイ済みの方にもオススメできるかと思います。
全体として、独自のシステムと魅力的なデザインが光る一作と言えるでしょう。
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