「ドラゴンズドグマ2と発売日が同じだったのでスルーした」
「死にゲーはちょっと・・・ね」

娯楽は山程あるこのご時世、ゲームといえど外したくはないのが人というものですが、爆発的には流行らなかった『Rise of the Ronin』(ライズオブローニン)は、はたして「買い」なのか・・?
このレビューでは、『ライズオブローニン』がプレイヤーの挑戦心を満たしつつも、飽きることなくキャラクターや世界観に没頭できるデザインが施されている点を書いていきます。
具体的には、初心者も上級者も楽しめる「死にゲー」ならではの達成感、程よい広さの探索が楽しめるオープンワールド、そして自由度の高いキャラクリが主な点です。
100時間以上プレイしたレビューなので、ぜひ参考にしてみてください。


| ゲームフォワード的評価 | |
| おすすめ度: | |
| ストーリー | |
| グラフィック | |
| レベルデザイン | |
| サウンド・BGM | |
| アートワーク | |
| ボリューム | 40時間(メインクエストだけなら15時間前後) |
©2024 Sony Interactive Entertainment Inc.
©KOEI TECMO GAMES CO., LTD.
ゲームの基礎情報
| 開発 | TeamNinja(コーエーテクモゲームス) |
| 販売 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
| 発売日 | 2024年3月22日(PS5) 2025年3月11日(Steam) |
| ジャンル | オープンワールド アクションRPG |
| プラットフォーム | PS5 ※CEROZversion(切断表現あり)とCERODversion(切断表現なし)の2パターンがある 価格の差はない Steam |
| 体験版 | あり |
| オンライン マルチプレイ | あり 協力プレイ(Co-op) |
『ライズオブザローニン』は、幕末の激動の時代を舞台に、日本の未来を左右するローニン(浪人)としての選択と戦いを描くアクションRPGです。
多彩な剣術、槍術、リボルバーや長銃を駆使して、大立ち回りを繰り広げるバトルは特に個性的です。
剣戟アクションと物語が巧みに融合したこのゲームでは、史実に基づいた厚みのある物語が展開し、プレイヤーを歴史に没入させるリアリズムの追求も特徴です。
プレイヤーの選択によって、史実自体が大きく変わることはありませんが、信条に基づいた選択を求められる場面も多々あり、ロールプレイも最大限楽しめます。
時に歴史上の人物と友情を結び、またある時には恋愛関係に発展することも。日本の偉人と恋愛関係になれるゲームはそこまで多くないので、それもまた個性的な部分ですね。

良かったポイント
死にゲー。だが初心者も上級者も楽しめる
『ライズオブザローニン』はいわゆる「死にゲー」の要素があり、戦闘の緊張感が高いです。
”パリイ”で敵のスタミナを削っていく要素は、フロム・ソフトウェアの『SEKIRO』の影響が色濃く見て取れます。
ただし、ありがたいことにこのゲームでは難易度の設定が可能です。最低難易度は本当に簡単で、「死にゲー」初心者やアクションゲームを普段プレイしない方にもオススメしやすいバランス調整となっています。
それでいてカメラワークや演出はかっこよく仕上がってますので、プレイの高揚感はプレイするにつれ高まります。

難易度の設定はいつでも可能です。戦闘に慣れてきたら難易度を上げるもよし、そのままエンディングまでつっ走るもよし。
- 『ライズオブローニン』の難易度は低い方から「薄明」「黄昏」「宵闇」と三段階から選ぶことができる
- 薄明=イージー 黄昏=ノーマル 宵闇=ハード
- 難易度が上がるに連れて経験値が増えたり、レア物が出やすくなる
- 慣れてきたら難易度を上げる、という遊び方が想定されている
「死にゲー」好きはぜひ難易度高めでプレイしてみてください。手に汗握る死闘の先にある達成感はこのゲームでも健在です。
特にボス戦では、失敗を重ねる中で自分の成長を実感できます。何度も挑戦した末にボスを撃破した時の快感は格別です。

ちょうど良い広さのオープンワールド
横浜、江戸、京都を舞台に冒険を繰り広げることになりますが、それぞれのフィールドが広すぎず狭すぎずでちょうど良い広さでした。
宝箱集めや猫を救うなどといったアクティビティも用意されており、端から端まで探索したくなるような仕掛けが豊富に用意されています。

基本的には迷うことなく探索に集中できます。探索も滑空と馬が用意されていますので、ストレスフリーです。

メチャクチャ細かく作り込めるキャラクリ
プリセットを少し変えるだけで、イケメン、美女を作ることができて、更にそれらはゲーム内通貨などは必要とせず何度でも可能な点が特に優れています。
本作のキャラクリではかなり詳細に作り込むが可能です。顔の造形から髪型、髪型には前髪の長さやテールの長さ、髪色はメッシュの範囲や色合い、化粧、入れ墨までかなり豊富に用意されています。
“意匠変更”も用意されており、これは実際の装備の見た目だけを変更するシステムです。
その幅は広く、例えば胴体には、上着、下着、羽織る服など、細かくカスタマイズできるので、侍ウェスタンとか、某「るろうに◯心」のような不殺侍といった自分なりの個性付けに役立ちます。

見た目の飽きとは無縁
微妙ポイント
ハクスラ要素があんまり意味ない
装備品に関しては、いわゆる”ハクスラ”ですが、こだわるメリットが薄いです。
本作ではプレイフィールがガラっと変わるような要素は少なく、殆どが数パーセントのステータス値が異なるといったものになります。
ただし変動するステータスの値が低すぎて、プレイに何の影響も与えないことがほとんどだと思います。

マルチプレイは過疎(PS5)
PS5版のオンラインは2024年秋現在、過疎ってます。
マルチプレイは主にストーリーミッションを共闘する又は、マルチプレイ想定の高難易度ミッションを共闘するの2パターンになっていますが、どちらも野良マッチングは難しい状況です。
オンラインゲームではないとはいえ、ちょっと寂しいですね。
各ミッションにはNPCを連れていけるので、マルチプレイにこだわる必要もありませんし、マルチプレイ専用の報酬などもありません。言いかえてみると、シングルプレイで十分楽しめます。
主要なアップデートが終了しているため、今後のDLCや新コンテンツの追加は正直期待できません。長期的な楽しみが不足するのが悔やまれますね。
ライズオブローニンまとめ
「死にゲー」でありながら誰でも楽しめる戦闘と、オープンワールドの自由度を兼ね備えた作品です。
物語においては、プレイヤーに重みのある選択が数多く求められ、キャラクリを通じて個性を投影できる点も魅力の一つ。
自らの意思で物語を進める楽しさを感じるはず。
オンラインの過疎やDLCの追加が見込めない点は残念ではあるものの、シングルプレイとしての完成度は非常に高く、物語と戦闘に深く没頭したいプレイヤーにとって満足度の高いゲームです。

なんかあればコメントくださいね!
では次のレビューでまた!
<2025年のソウルライク↓>
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